海上自衛隊第1術科学校【旧海軍兵学校】(広島県江田島市)~自衛官OBによる90分の無料の見学ツアー
海上自衛隊第1術科学校は、主として艦艇に乗り組み、砲術、水雷、掃海、航海、通信、応急、潜水などに配置される隊員に対して、必要な知識及び技能を修得させるための教育訓練をおこなう施設です。
自衛官OBが、校内を案内してくれる無料ツアーを毎日実施しており、観光先としても人気があります。
広島市内から、有料道路を使って、約70分。
直線距離では広島駅から17kmですが、橋が架かっている島づたいに行くと50kmくらいの距離になります。
敷地内に入ると守衛所で見学者の氏名の届け出をして、11時の開始のガイドに間に合うように見学者控え室で待ちます。
この日の11時の参加者は30名くらいいました。
まずはガイダンスを聞きます。あくまでも教育施設なので、サンダルなどの軽装、露出の高い服装などはお断りだそうです。
大講堂
大正6年完成の御影石で作られた頑丈そうな建物です。収容人員2000名。海軍兵学校時代の入学式、卒業式には皇室のご臨席を仰いでいたとのことです。
内部の見学もできます。声がものすごく反響します。
通称「赤レンガ」と呼ばれ全国的に有名な、幹部候補生学校庁舎は、日清戦争の前年、明治26年に海軍兵学校生徒館としてその生活、教育のため建築されました。
外観のみの見学です。
横から見ると長さ140mある廊下が一直線に見渡せます。
教育参考館
教育参考館は、先輩の偉業を偲び、「温故知新」によって自己修養と学術研鑽の資とするため、兵学校卒業生の積立金及び一般企業等の寄付をもって、昭和11(1936)年に建築されました。
教育参考館には、戦前約40,000点の歴史的資料が保存されておりましたが、終戦時、一部の貴重な資料を厳島神社、大山祗神社等に奉納した他は、進駐軍による没収を恐れ焼却処分とされました。
現在は、返却された資料等約16,000点を保存しており、そのうち約1,000点を展示しています。
約90分の見学ツアーでした。
見学を終えた後、食堂で海軍カレー(エビフライ入り)700円を食べて帰りました。
2017年3月11日訪問
絶景度:★★
駐車場:★★★★★
難易度:★★