通潤橋(熊本県山都町)~豪快な放水が見られる江戸時代に造られた石造りのアーチ橋
通潤橋は、熊本県山都町にある石造のアーチ橋で、江戸時代の嘉永7年(1854年)に五老ヶ滝川の谷に架けられた水路橋で、水に恵まれなかったエリアへ通水するための通潤用水路の通水管が通っています。
橋長は78メートル、幅員は6.3メートル、高さは20メートル、アーチ支間は28メートルで、橋の上部には3本の石管が通っています。
橋の中央上部両側に放水口が設置されており(川の上流側に2つ、下流側に1つ)、灌漑利用が少ない農閑期には観光客用に時間を区切って20分程度の大規模な放水を行っています。この放水の本来の目的は、石管水路の内部にたまった泥や砂を除くためです。
2016年の熊本地震で被害を受け、さらに2018年の豪雨で石垣の一部が崩れ、一般向けの放水は2020年7月21日まで中止されていました。
放水が実施される日時も決まっているので、放水カレンダーを見てから行きましょう。
車は併設されている道の駅に停められます。
この日は13時からの放水で、平日でしたが時間になると50人くらいが集まってきました。
週末だともっと多いと思われます。
係の人が橋の上で作業をし、最初は手前側から放水、続いて、向こう側の放水が始まりました。
放水は15分間でした。
橋の上は歩いて渡ることもできるようです。
2020年7月30日 訪問
絶景度:★★★
駐車場:★★★★
難易度:★★★