軍艦島クルーズ(長崎市端島)~波が穏やかであれば上陸できる廃墟の島
前日にネットで予約してから行きました。
長崎駅前の駐車場に車を停め、9時出発の軍艦島クルーズに参加します。
天気はほぼ快晴でしたが、残念ながらこの日は波の高さが19cmオーバーで上陸はできないとのこと。
波の高さが50cmを超えたら条例により上陸不可だそうです。
料金は3000円くらいでした。(上陸できる場合は4000円くらい)
クルーズ船は、自由席ですが、間隔を開けて座るようになっています。
出航は9時で長崎湾内を航行し、三菱長崎造船所ジャイアント・カンチレバークレーン(1909年の竣工、高さ62m、アームの長さ75m)を横に見て、女神大橋の下を通過します。
湾を出ると風が強く、目を開けているとコンタクトレンズが取れそうでした。
ここまで船に乗って40分が経ちましたが、ガイドの人がずっと説明してくれているので、そんなに長くは感じなかったです。
軍艦島は正式名称「端島(はしま)」といい、周囲約1200mで、最盛期の1960年代には、5300人が住んでいたそうです。建物は71号棟まであります。
1974年4月から無人島になりました。
炭鉱の採掘場所は海面下1000mの場所で気温30度、湿度95%の過酷な環境です。
島の近くまで来るとまずは時計回りに1周してくれます。
戦艦「土佐」に見えるのは島の南西から見た姿です。(最初の画像)
午前中は逆光になります。
岸壁が崩れているのは2020年に接近した大型台風のときに崩れたそうです。
コンクリート造の建物は、病院、学校、公民館などで多くは鉱員社宅で、トイレは共同、風呂は公衆浴場だそうです。
木造建築はお寺がありましたが、倒壊しています。
上陸できなかったことが本当に残念でしたが、当時の生活を知ることができとても勉強になりました。
世界遺産になる前から釣り場として人気で、条例では禁止だが違反しても罰則はないそうです。
2021年6月20日 訪問
絶景度:★★★★
駐車場:★★★(市営駐車場を利用)
難易度:★★★★★